ペダントリー

昨日書いていたものです。



朝焼けはきっと、ここ数年見ていなくて、光の遮断された室内から出るときの世界の変わりように、顔を顰めるくらいだった。
秋晴れが眩しい。今日は少し動けたので、メンタルクリニックに行き、薬を変えてもらった。やはり天気の良い日に外に出られるのは嬉しい。カーテンの隙間から真っ白な光が注いでいるのを、ベッドに寝たまま眺めているのは、寂しいものがある。

ベッドの周りは、いつも物が散乱している。お菓子の殻や脱ぎっぱなしの下着、ボディークリーム、読みかけの本………ストロングゼロの缶などであれば、幾分か情緒がかさ増しされたのかもしれない。自分の中途半端が作り出されたようで、悲しくなった。
長い間、自分のダメさ加減に、辟易している。定期的にくる気分の落ち込みは、毎回私に自殺を促す。しかし結局、人に救われて、救われているのか、自殺は遂行できない。
天井にいる月型の電灯が、鼓動に合わせて満ち欠けする。結局自死を決められない私を嘲笑うかのようだ。




と、書いてありましたが、大丈夫です。